教科書に載ってないライティング~シネマティックな絵づくりについて~
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公開日
2025.11.22SAT
視聴時間
価格
¥7,700(税込)
【講座内容】
本講演では、ゲームシネマティクスや映画などのフルCG映像作品におけるライティングおよびコンポジットの後工程に焦点を当て、シネマティックな映像制作のノウハウを解説します。
特定のプロジェクトやツールに依存しない、普遍的で実践的な内容を扱い、講義終了後すぐに試せる具体的なテクニックを紹介します。
【カリキュラム】
【第1章】シネマティックなライティングとは?
映画・ゲーム・アニメなどの事例をもとに、シネマティックなライティングの基礎を解説。
【第2章】ワークフロー
1人が多くのショットを扱うライティングにおける、効率・品質に直結するワークフローを解説。
初期ルック開発、マスターショットの考え方、LTとコンプを1人で行う場合の流れなどを実例とともに紹介。
【第3章】ライティングの手法
プロが現場で使用する具体的なライティング技法を詳細に解説。
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主に使用されるライトの種類と役割
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HDRIとの向き合い方
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FX光源の照り返し手法
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フィルライトだけに頼らない遮蔽(blocking)の考え方
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レンダリングレイヤーとrender setup
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必要/不要なAOVの判断
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アーティスト向けカラーマネジメントの要点
【第4章】コンポジットの手法
フルCGコンポジットの考え方と手法を解説。
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レンダリングレイヤーとAOVの扱い
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FXチーム×LTチームの連携
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FX素材の扱い(色調整、2D/3Dの役割分担、glow処理など)
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deep compの基礎
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高品質かつ効率的なDOFのかけ方
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2D MotionBlur
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プリグレーディング
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ポスト処理(グロー、グレイン、ハレーション、色収差、ビネット)
【第5章】実践:ショットワーク(ゲームエンジン × コンポジット)
ゲームエンジンで出力した素材をコンポジットし、1つのショットに仕上げる実践ケースを紹介。
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UEでの作業
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出力手法
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Nukeでの読み込みと合成
【講師紹介】
ライティング/コンポジット スペシャリスト
佐藤 智之 氏
明治大学理工学部情報科学科を卒業後、CGジェネラリストとしてキャリアを開始。
その後ライティングとコンポジットのスペシャリストとして、フルCG映画やTVアニメシリーズの制作に従事。
スクウェア・エニックス ImageStudio 部(旧 Visual Works)、Cygames シネマティクス室にて Lead Lighting & Compositing Artist/CG Director of Photography として多数のタイトルに参加。
プレイングマネージャーとして制作現場に立ちながら、チームの技術向上にも尽力。現在は次の挑戦に向けて活動中。
主な参加作品:
映画『キャプテンハーロック』
『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて』
『FINAL FANTASY XIV: SHADOWBRINGERS Trailer』
『FINAL FANTASY VII REMAKE / REBIRTH』
『Visual Works Character Prototype』
『Marvel's Guardians of the Galaxy - "You Got This" TV Spot』