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四足動物アニメーションのすすめ ~”観察”が作るアニメーション~

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公開日

2025.11.22SAT

視聴時間

価格

¥13,200(税込)

【講座内容】
本講演では、第97回アカデミー賞長編アニメーション賞受賞作品『Flow』のLead Animatorを務めたThibaut Delahaye氏が四足動物のアニメーションにおいて観察がいかに重要な鍵となるかを詳しく解説します。被食動物と捕食動物の動きの違い、歩行・速歩・ギャロップなど様々な移動モードの特徴、そして3Dアニメーションでの実践的な制作手法まで、体系的に学んでいきます。

講師の25年間のアニメーション業界での経験をもとに、動物の解剖学的構造と動きのメカニズムを理解し、正しい参考資料の観察方法を身につけることで、よりリアルで説得力のある四足動物のアニメーションを制作できるようになります。

実際の制作事例として、『Flow』の猫のキャラクターアニメーションを詳細に分析し、小規模チーム・限られた予算・オープンソースソフトウェアという制約の中でも高品質なアニメーションを実現した具体的なワークフローとテクニックを公開します。さらに、現実の動物から幻想的な生き物や絶滅動物まで、学んだ原理をどのように応用展開できるかについても実践的なアプローチをお伝えします。


【カリキュラム】
【第1章】– 定義
四足動物の様々な分類の説明と、本講座で扱う内容の定義

【第2章】– 被食動物 vs 捕食動物
両カテゴリーの説明により、異なる動き方への影響を理解する。

【第3章】– アニメーションにおける観察
動物をアニメーションする際の、正しい参考資料の観察方法の重要性

【第4章】– 様々な移動モードの研究
あらゆる種類の移動方法について説明(歩行、速歩、側対歩、走行、ギャロップなど)

【第5章】– 実際の3Dアニメーションでの実践方法
3Dリグを使って、『Flow』の猫のような動物を実際にアニメーションする方法

【第6章】– 応用
これらの概念を幻想的な動物や絶滅動物にどのように適用するかを見ていきます。

【第7章】– 『Flow』はどのようにアニメーションされたか?
実例とコンテンツを示しながら、『Flow』のアニメーション制作プロセスを技術的に説明

【第8章】– 最後に
結論 & Q&Aセッション


【講師紹介】

■ Animation supervisor / 教員
Thibaut Delahaye 氏

Thibaut Delahaye氏は、フランス南部を拠点とする50歳のアニメーターで、アニメーション業界に25年以上従事してきました。
キャリアを通じて、「Flow」「Cat & Dog」「Even Mice Belong to Heaven」「White Fang」「Triplets of Belleville」などのテレビシリーズや長編映画、「Haven」「Blanc」「John Wick VR」「Furi」などのビデオゲームに携わってきました。

アニメーター、スーパーバイザー、メンターとして幅広い役割を歴任し、過去10年間にわたって高度なアニメーション技術、演技、身体力学を指導。

Thibaut氏のスキルセットは特定ツールに依存せず、Maya、Blender、Softimageなど多様なソフトウェアに適応してきました。生命感あふれるアニメーションを生み出す精密さと観察力で知られています。現在はアヴィニョンのエコール・デ・ヌーヴェル・イマージュにてアニメーション部門全体を監督し、新しい才能の育成に尽力しています。

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