マットペイント講座 ~最新映画の実例を用いて学ぶ、マットペイント~ by Fude
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公開日
2025.11.22SAT
視聴時間
価格
¥11,000(税込)
【講義の詳細】
本講義では、長年の映像制作の現場で培われてきたマットペイント技術について解説します。
『ゴジラ-1.0』『陰陽師0』などの邦画作品や、ハリウッド映画で実際に担当したショット制作を例に、
さまざまなマットペイントの工程を丁寧に紹介していきます。
マットペイントはアナログ合成時代から続くシンプルな手法ですが、
3DCG全盛の現在でも、ランドスケープ制作やカメラプロジェクションを活用したペイントオーバーなど、
形を変えながら重要な表現技法として使われ続けています。
2Dワークの最大の利点は、演出意図を“ダイレクトに画面へ反映できる”スピード感と効率の高さにあります。
マットペインター志望者はもちろん、コンポジター・3DCGアーティスト・ディレクター・プロデューサーなど、
作品のクオリティ向上を目指す多くのクリエイターに役立つ内容です。
また、海外VFXプロダクションと日本の制作現場の違いについても、実体験を交えてお話しします。
【講師紹介】
Fude
マットペインター/アートディレクター
江場 左知子 氏
愛知県出身。東京芸術大学美術学部油画科卒、同大学院修了。
在学中よりデジタルエンジン研究所、モーターライズ、特撮研究所を経てフリーランスに。
2007年に Fude を立ち上げ、同所属。
初担当作品は『ガメラ3 邪神〈イリス〉覚醒』。
近年の参加作に『ゴーストブック おばけずかん』『ゴジラ-1.0』『陰陽師0』『あめだま』『十一人の賊軍』、
TVドラマ『どうする家康』など。
Fude
マットペインター
原島 順 氏
東京都出身。武蔵野美術大学(彫刻学科)卒。
大道具制作・写真現像所で働きながら個展・グループ展を開催。
グループ展を通じ江場左知子氏と出会い、弟子入りして VFX 業界へ。
Phoenix(現 Fude)として山崎貴監督、樋口真嗣監督作品を中心に映画・CMへ参加。
2016年よりカナダ・モントリオールへ渡航し、MPC にシニアデジタルマットペインターとして入社。
その後 Framestore に移籍。
『エイリアン:コヴェナント』『オリエント急行殺人事件』『X-MEN:ダーク・フェニックス』
『ムーラン』『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』
『ピーター・パン&ウェンディ』『パディントン3』など多数の作品に参加。
【カリキュラム】
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イントロダクション
・自己紹介
・デモリールを使ったショット解説 -
マットペイントとは
・概要と種類 -
パイプラインの説明
・作業の流れ
・日本と海外の違い -
実例を用いたマットペイント解説
・『ゴジラ-1.0』『陰陽師0』での作例
・『あめだま』3DCGアニメにおける背景制作 -
Nuke を使ったカメラプロジェクション
・ノード構成
・実践的な Tips と応用例 -
まとめ
【対象者】
マットペインター
コンポジター
CGアーティスト
ディレクター
プロデューサー
学生