Making of 「IZON.」～エフェクト開発でのテクニカル的なアプローチと考え方～

【講義の詳細】

本講義では、
「IZON. 開発でディレクター・Yoshi. さんからのオーダーをどのように解釈し、制作・ブラッシュアップを進めていったか」
を軸に、テクニカル寄りのアプローチでエフェクト制作を解説します。

講師は IZON. 開発において、各セクションのグラフィック面での要望に対し、実現方法の提案や、プログラム班との橋渡し役を担当していました。

その経験から、開発体制によっては
「エフェクトアセット制作＋α」で、ゲーム開発全体を俯瞰したプログラム・数学的知識がある方が、動的なビジュアル表現をスムーズに制作・相談しやすい
という気づきがあったといいます。

本講義では、実際のオーダーを基に

• どのような要望が上がり

• どのように対処したのか
  を実例とともに紹介します。

制作は UE5 Niagara を使用していましたが、他ツールでも応用できる考え方やアプローチも解説します。

【主な内容】

■ 出血表現：デカールと Niagara 制御
■ UE5 Niagara・Blueprint を用いた制御提案
■ ポストプロセスの作成
■ VFX シェーダーの拡張
■ キャラシェーダーの拡張
■ カットシーンでの制御構造の模索

【講師紹介】

3DCG VFX デザイナー
竹沢 和仁 氏

金融系システムエンジニアとして IT 企業に従事したのち、
「魔法」や「CG」への関心からデザイン・アートの道へ進むことを決意。
退職後、C&R Creative Academy の VFX／ゲームエフェクトコースに入校。

卒業後、2021年に株式会社クリーク・アンド・リバー社 VFXSTUDIO に入社。
VFXデザイナーとして Unreal Engine 案件を担当。

IZON. 開発では、UE5 Niagara・Blueprint を用いた特殊エフェクト制御の提案や
シェーダー作成など、グラフィック全般をサポート。

UE でのゲームエフェクト業務の傍ら、
2022年より C&R Creative Academy の講師として Unity の学習カリキュラム策定を担当。
2024年からは Game Creators Farm のエフェクト講師としても活動。